犬猫の飼育状況の現状-2020年全国犬猫飼育実態調査成績が公表-

掲載日:2021.03.22

一般社団法人ペットフード協会は、2004年から全国の犬猫飼育実態調査を実施し公表しています。2020年12月23日に2020年の調査成績を公表しましたので、概要をお知らせします。まず、推定飼育頭数ですが、犬が約8,489千頭で猫は約9,644千頭で猫が上回りました(図1)。この傾向は2017年から明らかであり年々頭数の差が拡大しているようです。これは猫の飼育頭数が高まっているということがありますが、犬の飼育頭数が急激に減少していることが強く影響しているようです。また新規飼育頭数を見てみると、犬猫ともに2019年から増加傾向にあり、2020年には増加率がさらに高まっています。これは新型コロナウイルス感染症の蔓延で在宅する時間が長くなっており、それに伴って癒しの対象として犬や猫の飼育が高まったとも考えられます。飼育される犬猫の種類を見てみると、犬ではトイ・プードル(13.1%)、チワワ(12.8%)、柴犬(11.8%)、ミニチュア・ダックスフンド(11.3%)の小・中型の4犬種が多く、半分を占めました。猫では純血種より圧倒的に雑種(75.5%)が多いという結果でした。

一方、平均寿命を見てみると、猫全体では15.45歳で犬全体の14.48歳より0.97歳長寿でした(図2)。犬のサイズ別の平均寿命は小型ほど長寿であることは明らかで、2016年からの5年間という短期間ながらわずかに寿命が延びている傾向が認められます。猫は外に出ない方が外に出るより長寿であるようです。超小型犬は室内で飼育されているはずで、犬猫とも室内で飼育されている方が長寿の傾向にあるといえそうです。これは屋外で他の動物との接触が新たな感染症などの原因になっている可能性があります。

以上、犬猫の飼育実態の内、飼育頭数と平均寿命について紹介しました。下に示した飼育実態調査成績には、今回紹介した以外の興味ある成績が一般の方にも分かりやすく図示されていますのご覧いただければ幸いです。

 

ペットフード協会:2020年犬猫の飼育実態調査成績

https://petfood.or.jp/data/chart2020/3.pdf