薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2020が公表

掲載日:2021.03.15

生態系で薬剤耐性菌が循環しているとの科学的なデータの蓄積により、ヒト、動物、環境といった垣根を超えた「ワンヘルス」として耐性菌対策を進めることの重要性が指摘されています。耐性菌対策を実施するに当たってワンヘルスでの耐性菌の動向を把握することは極めて重要であり、2016年に制定された「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」においても、「薬剤耐性ワンヘルス動向調査」に係る体制を確立することが求められています。

このような状況を踏まえ、薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会が開催され、その成果物として「薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書」が2017年度から公表されています。今般、AMR対策アクションプランの最終年度となる2020年度版が1月8日に公表されました。ヒト、動物、食品、環境における耐性菌や、抗菌薬使用、薬剤耐性に関する国民意識など、日本の現状が全体的に理解できる唯一の報告書になっております。動物分野においても、畜産動物、水産動物、愛玩動物を網羅されています。是非ともお読みいただき、薬剤耐性に関する知識を深めていただければ幸いです。

 

薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2020 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000715546.pdf