平成29年度 疾病に罹患した愛玩(伴侶)動物(犬及び猫)由来細菌の薬剤耐性モニタリング調査の結果について

掲載日:2018.12.21

2016年に制定した「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」において伴侶動物由来薬剤耐性菌の動向調査・監視体制を確立することが明記されています。そこで2017年度から国内の伴侶動物における全国的なAMR動向調査を開始しました。この成績の概要については、「薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2018」に取りまとめられていることを、11月29日付けの本コラムで紹介したところです。今般、農林水産省から、さらに詳しいAMR調査成績結果(http://www.maff.go.jp/nval/yakuzai/pdf/H29cyousa20181130.pdf)が公表されましたのでお知らせします。イヌやネコ由来大腸菌に対する第三世代セファロスポリン系薬やフルオロキノロン系薬の耐性率が高く、イヌよりネコで耐性率が高い傾向にあることが分かります。ただし、現在、医療上最も重要なカルバペネム系のメロペネムの耐性菌はありませんでした。今後は、健康動物由来菌の耐性調査成績や、抗菌薬の使用実態に関する調査成績が、順次公表されるものと思われます。