JVARM報告書(2014-2015)の英語版を公表

掲載日:2018.09.03

1999年から農林水産省が実施する家畜衛生分野における薬剤耐性モニタリング制度(JVARM)が稼働し、全国を網羅した食用動物における耐性菌の出現動向を監視しています。また抗菌薬の販売量を調査し、各種動物の推定販売状況を公表しています。現在、ヒトや動物や食品などの国際的な交流が活発に行われており、薬剤耐性菌の出現動向は日本国内に留まらず世界的に把握する必要が求められています。これまでJVARMは日本語の年次報告を公表するとともに、重要な耐性菌の調査報告は英文科学誌に投稿して情報を公表しています。しかし、広く日本の現状を世界に知っていただくためには、世界の名だたる薬剤耐性モニタリング制度と同様に英文の年次報告書を公表することが非常に重要と考えています。日本における耐性菌の出現動向は、裏返せば耐性菌に対するリスク管理策の良し悪しの反映でもあり、指標細菌の耐性率が概ね減少傾向にあることから世界に向けて公表する意義は高いと考えられます。このような考えに基づきJVARMの基幹ラボラトリーである農林水産省動物医薬品検査所では、これまで3回にわたり英文報告書を公表してきました。今般、直近版であるReport on the Japanese Veterinary Antimicrobial Resistance Monitoring System 2014–2015をホームページ上に公表し、皆様に利用できる状態になっています。是非ともご高覧いただき、食用動物由来耐性菌の現状を理解して頂くとともに、この分野に興味を持つ海外の関係者にも広く知らしめていただければ幸いです。

 

http://www.maff.go.jp/nval/yakuzai/pdf/JVARM_Report_2014-2015.pdf